◯まずは折り図を手に入れましょう


お勧めの4冊を挙げておきますが、下に行くほど難易度が高いのでご注意下さい。


本格折り紙―入門から上級まで,前川 淳,2007

端正な折り紙,山口 真,2015

折紙探偵団コンベンション折り図集,日本折紙学会,毎年発行

神谷哲史作品集,神谷哲史,2005


他にも年間購読の「折紙探偵団マガジン」、おりがみはうすのガレージブックシリーズを押さえておくと、もう立派な愛好家。

ただいきなり全部を買うわけにもいかないと思うので、最初は上の中から選んでみるといいかと思います。

上記の4冊である最も大きな理由は、収録作品にボリュームがあるからです。

数多く折れば折る程楽しく、上手く折れるようになっていきます。


私に関して言うと、細かいところは曖昧ですが、

神谷哲史作品集 → 第13回折紙探偵団コンベンション折り図集 → 第11,12回等 → 折紙探偵団マガジン

という流れだったと思います。

因みにもし今始めるとしたら、最初に端正な折り紙を買ってから先の流れを辿ると思います。


また、手始めにネット上に公式に掲載されている無料の折り図を楽しむという手もあります。

小松英夫さんのリンク集の[折り図]掲載ページがお勧めです。

ORIGAMI.MEには折り図まとめ(Diagram Database)、展開図まとめ(Crease Pattern Database)、折り方動画まとめ(Video Tutorial Database)があります。




◯紙を手に入れましょう


・15cmの普通紙であれば、柄が豊富な百均がいいです。個人的にはセリア。

・15cmのホイル紙はトーヨーの単色おりがみの銀100枚入りがお勧め。大型の文具店ならあるかもしれません。

・35cm普通紙は創作おりがみ(35.0)

・50cmの普通紙やホイル紙は、百均で見つけたら買う、ぐらいでした。


ホイル紙について少し説明しますと、

ホイル紙とは片面がアルミホイルの所謂「金」「銀」の紙のことです。

普通紙や和紙の場合、(特に複雑系の作品を折ると)完成しても厚さ等の関係で紙が開いてくることがあります。

ホイル紙は形がピチッと固まるので、仕上げやすいという利点があります。

そういう理由で、私が折り紙を始めた序盤の1年ほどで最も使用した紙は15cmのホイル紙でした。

16枚をセロテープで貼り合わせ、60cmにしたりしていました。




◯実際に折ってみましょう


・推奨サイズがある場合は、それに合わせた紙を選択しましょう。ない場合でも最初は大きめで。

・複雑な作品になるほど、1mmのズレでも後々大きなズレになります。できるだけ丁寧に折りましょう。

・今折っている図の工程に加えて、次の工程を見ながら「次にどうなっていれば良いか」を確認しながら折ります。

・紙が破れた場合は裏からテープを貼ったりしてもいいと思います。


どうしても完成できない場合は、一度置いておき、他の作品を折ってみることをお勧めします。

ある日突然できるようになった、というのはよくあるみたいです。




◯慣れてきたら


・糊付けをしてみましょう

ここで「糊付け推奨派かー」と思われた方はすみません、その通りです。

糊付けをしたくない方は、全然しなくても大丈夫です。

糊付けのメリットは、紙が広がらずに長期保存できる・仕上がりを変えられる、など。

木工用ボンドがお勧めで、ボンドを少し出して、爪楊枝などで取って塗ります。

このボンドの使用・塗り方はかなり個人差があると思うので、好きなようにしていいと思います。

書籍「神谷流創作折り紙に挑戦!―創作アイデアの玉手箱」を参考にするのもお勧めです。


・好きな紙を探しましょう

やはり好きな色味や質感の紙で仕上げたいものです。

和紙・洋紙ともに様々な種類の紙がありますので、ネットで検索したりお店で見てみましょう。

何より折ってみないことには分からない面もありますので、実際に折って体験することをお勧めします。

個人的には、厚めのコルキー・タント、折りやすさのビオトープ、極薄のカラペを使います。

ただ紙が広がることがあるので、糊付けが必要になる場合があります。

また、雲龍紙+ホイルのように、自分で紙を貼り合わせて使うこともあります(裏打ち)。

普通紙やホイル紙で練習をして、和紙等で本折りというパターンがあるかなと思います。




◯発信してみる


これは完全にやりたい人がやればいいかなという内容です。

完成した作品の写真を撮ってweb上に載せれば、見てもらえるだけでも嬉しいですし、上達に繋がると思います。

アドバイスを貰えれば勿論のこと、ただ載せるだけでも「見られているから磨きをかけよう」と思ったり、他の人の作品と客観的に比べる視点が身についたりするかもしれません。

ただ一点気をつけておきたいのが、作家さんの作品を折って発表する場合には、創作者と作品名は添えて発表したいものですね。掲載されている本などの出典も明らかにしておくと、尚良いと思います。


・SNSを使ってみる

今はこれが一番手軽で楽しいかもしれません。ただし中毒注意。私のことではないです。

TwitterやFacebook、Instagramが有名どころですが、折り紙関係ではFlickrもお勧めかと。

2014年より、Twitterにて#折り紙作品折り比べ企画(こはくがわさん)が始まりました。


・ブログ、ホームページを作ってみる

SNSよりも深い内容の文章や写真、記録用にも重宝します。ただし黒歴史化注意。私のことではないです。

一時期は「軽いサイトが最高」と思ってfc2のシンプルなやつ推しだったけど、好きな物を使えばいいと思います。


・掲示板サイトに投稿してみる

おりがみ新世代は誰でも投稿できるサイトです。2005年に一般公開をして始まりました。

創作に偏って見えるかもしれませんが、図を見て折ったものでも全然大丈夫です。お題板では、お題に沿った作品を折って発表するという企画を続けています。

次世代おりがみ革命は現在ほぼ動きませんが、創設メンバーが同期で、中学生の時に行動を起こしていたということに敬意を表して紹介させていただきます。

A.D.BBSは、神谷哲史さんのエンシェントドラゴン(出典:神谷哲史作品集)を折ってアップする掲示板です。

Origami.toは2016年に始まったサービスです。


・折り紙関係のイベントに参加してみる

毎年東京で開かれる折紙探偵団コンベンションに加え、各地方でもコンベンションや定例会が催されています。

また2014年から、全国の大学折り紙サークルが集まってできた団体、折り紙サークルネットワークが展示会等のイベントを始めました。